まず行ってみよう!

初めて3年生の担任をしたときのことです。
昔は総合選抜というのがあったのですが、一人の生徒が、A校,B校のどちらを選ぶべきか迷っていました。
2学期の進路懇談会のとき、保護者が
「A、B両校の体育祭に行ってきました。それぞれの学校でだいぶ雰囲気が違っていて、興味深かったです。うちの子は、A校の方が雰囲気的に合っているなと思いましたので、A校を希望しようと思います。」
といわれました。
こんな高校選びの視点もあるのか。
私は、いいことを教えて頂いたと思いました。
それからは、3年生を受け持つたびにその時のことを生徒や保護者にお話しています。

今ではすべての高校でオープンスクールが行われています。
はじめから「ここ」と目標を決めるのも悪いことではないでしょうが、それでも他の学校を体験してみることは、決して損にはならないと思います。
経験するということは、視野を広げるということです。
これは、これからの人生においても大切な考え方だと思います。
ぜひ多くの高校を体験して、自分の視野を広げて欲しいものです。