秋の身体測定

 明日から3日間で,秋の身体測定があります。

身体測定の時は、よく「どうしたら身長がのびるの?」と質問されることがあります。

今日は、身長と睡眠の関係についてお話します。

 

 身長が伸びやすい時期の小中学生の理想的な睡眠時間は、小学生中高学年~中学生が9時間程度、高校生8時間程度と言われていますが,最近は遅くまでの塾通いやゲーム、インターネットの普及などによって夜型化して、睡眠時間がどんどん短くなってきていて社会問題になっているのが現状です。 

 身長と睡眠時間の関係は、身長は乳幼児から思春期にかけて伸びますが、この時に、

重要な役割を果たしているのが「成長ホルモン」です。成長ホルモンは、身長を伸ばしてくれる細胞に働きかけ、身長をのばす物質を分泌させる作用があるのと、骨を支える筋肉を強化する作用もあります。この「成長ホルモン」の約3分の2は、睡眠中に分泌されると言われており特に、「深い眠り」の時にたくさん分泌されます。

 私たちは、眠っているときに、寝入った直後に、もっとも深い眠りに陥り、その後、浅い眠りと深い眠りを約90分周期で繰り返しているそうです。このため、睡眠時間が

短かかったり、熟睡できていなかったりすると成長ホルモンの分泌量が減ってしまうのです。身長をのばすためには、十分な睡眠時間を確保するのはもちろん、睡眠環境を心地よいものにして、熟睡できるようにすることも大切なのです。