長い間ありがとうございました

金曜日の午後、スクールバスのドライバーの渡辺さんが職員室へ来られました。
5月いっぱいでこの仕事をおやめになるそうで、わざわざごあいさつに来て下さったのです。
現在玖波中では6名の生徒がこのスクールバスを利用しています。しかし、卒業生の中にもお世話になった人はたくさんいると思います。大人原、松ヶ原方面の人だけでなく、大会や練習試合でもよくスクールバスを利用した部活もたくさんあります。
渡辺さんは、玖波中の生徒の中には小学校の時から顔を知っている子もいますと言われていました。
私が心に響いたのは「今までなんとか、無事にやってこれました。」という渡辺さんの言葉です。学校から松ヶ原まで送り迎えをするのは、なんてことないことのように思えますが、ドライバーさんは「事故のないように」「時間に遅れないように」と毎日気をつかってお仕事をされていたんだなとしみじみ思いました。雨が降っても雪が降っても、学校で授業がある限りはバスに乗る子どもたちがいます。部活の大会はほとんどが土日に行われ、しかも遠いところまで行くことも結構ありました。たくさんの荷物を持って乗り物に乗って移動しなくてはいけないところをこのスクールバスのおかげで試合だけのために体力を使えたのではないでしょうか。
土曜日や日曜日に学校があれば、ドライバーさんは休日を返上してお仕事をされているのです。
長い間、無事に子どもたちを運んでくださった渡辺さんは本当にすごいなと思いました。

金曜日は渡辺さんが玖波中の生徒を送り迎えしてくださる最後の日でした。
それで、松ヶ原、大人原方面の6名の生徒が渡辺さんにメッセージを書き、それを3年生の安田さんがきれいにはってくれて、最後に素敵なプレゼントができあがりました。
これは、終点でバスを降りる坂井くん、中村くんが渡してくれることになりました。
渡辺さんに、みんなの感謝の気持ちが伝わったらいいですね。