料理男子は誰?

 二年生は家庭科の時間に調理実習を行い、「肉じゃが」「みそ汁」「キャベツの浅漬け」をつくりました。
2学期の終わりごろから、魚の内臓の処理の仕方、だしのとり方などを学習したのですが、2年生では、男子がとても意欲的だったそうで、
「今日は○○くんが料理男子だった」ということが話題にのぼるようになりました。
 そういえば、修学旅行で沖縄のお菓子をつくったときにも、ニライカナイの山ちゃんに、「上手ねー」とほめられていましたね。
「2Aには料理男子がいる」といううわさが流れ始めました。
それで、二週にわたり、調理実習の様子を見に行かせてもらいました。「料理男子は本当にいるのか!?」「誰が料理男子なのか!?」と思いながら見ていましたが、実習は男子と女子がグループになって、どのグループでも、協力して楽しそうに取り組んでいる姿が印象的でした。

あるグループでは、女子が男子に野菜の切り方を教えたり、男子が段取りよく洗い物をしたり・・・など、普段の教室では見られない場面を見ることができました。
料理男子を一人に限定するのは難しいですが、料理の基本は「誰かにおいしく食べてもらいたい・・・」という気持ちなのではないかと思います。
 前半のあるグループが私にも肉じゃがを」つくってくれ、それを給食の時間に渡してくれたのですが、器があたたかいのです。聞けば、レンジであたためたとのこと。この心配りこそが「料理男子」ではないかと思いました。

 いろいろ失敗もあったみたいですが、友だちとつくることが楽しかった、おいしかったというのが2年生の感想です。