勉強するのは何のため? 僕らの「答え」のつくり方

  中間試験が今日と明日の2日間あります。先週の試験週間から学校や家庭で試験勉強をとても頑張っている人が多くいました。さて,『なぜ勉強するのか』考えたことがありますか。「いい点数をとるため」「いい高校や大学,いい会社に入るため」「学力を身につけるため」「思考力,表現力を身につめるため」「忍耐力をつけるため」・・・いろいろありますがどれも正しいような,正しくないような気がします。こうした「正解」のない,でもなんらかの「答え」がほしい問題の数々を考えつづけてきたのが,「哲学者」と呼ばれる人たちです。哲学こそが,「正解」のないさまざまな問いに,「そう考えればたしかに納得できるな」という答えを導きだしてくるのです。上の本は,『なぜ勉強するのか』の問いに,哲学者たちが(2500年もの長きにわたって! )積み上げてきたものをぞんぶんに駆使して,上の本の著者である苫野一徳さん(教育学と哲学の専門家)が,答えてくれています。 

 

 この本で語られている「なぜ勉強するのか」に対する答えは・・・

 

「自由になるため」

 

 この答えはとても短いので理解しにくいですが,個人的にはこれはこれまでに目にしたこの問いに対するどの答えよりも納得できるものです。お勧めの本です読んでみてはいかがでしょうか。

 

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