11月は日本の暦で霜月(しもつき)

  時間が経つのは早いもので,今年も残り2ヶ月となりました。11月は霜が降るほどに寒い季節になったということで霜月(しもつき)といいます。

 

 11月で連想するものは何でしょうか? 食欲の秋,芸術の秋,七五三,文化の日勤労感謝の日ポッキーの日,家族の日,いい夫婦の日などがありますが,11月といえばと聞かれて紅葉(こうよう)を最初に連想する人も多いのではないでしょうか。赤く色づいた木々は美しく,秋から冬への季節の移り変わり目を感じます。近年は地球温暖化の影響で,ここ50年で10日以上遅れているそうです。

 

 さて,紅葉と書いて「もみじ」とも読みますよね。「もみじ」は秋になると葉が鮮やかな赤や黄になるカエデ科の植物のことを指します。秋になり,日照時間が短くなると,葉の老化反応と考えられている葉緑素(「クロロフィル」)の分解が始まり緑色でなくなります。そして,老化の過程で新たに赤色の色素「アントシアン」が作られるそうです。「アントシアニン」は光の害から植物の体を守る働きを持っていて「クロロフィル」の代わりに,葉を守っていると考えられています。

 

 紅葉を見に行くという文化は平安時代にさかのぼります。勉強や部活動,玖波中Special Dayに向けて日々忙しい日々を過ごし,心も身体も疲れる時もあると思いますが,時には紅葉を見て,自然の風情(ふぜい)を感じつつ,心癒(いや)される時間を過ごしてはいかがでしょうか。

 f:id:kubajhs:20201102082457p:plain