もう一つのサプライズ

今日は、終業式の時のことを書かせてもらいます。
終業式などの式ではいつも校歌を歌いますが、玖波中では生徒が伴奏をしてくれます。
今年の始業式から一年間伴奏をしてくれたのが三年生の児玉さんです。
始業式、終業式、卒業式、離任式では、校歌や歌の伴奏をずっとしてくれました。
歌の伴奏は、ピアノに合わせてみんなが歌うので、児玉さんは、放課後も音楽室でよく練習をしていました。
三学期の始業式からは二年生が伴奏をしてくれるので、児玉さんの伴奏で校歌を歌うのは先日の終業式が最後でした。

そして、その校歌が終わった後、ピアノと児玉さんのまわりに3Aの生徒が集まりました。
一年間、伴奏をしてくれた児玉さんに感謝とお疲れさまの気持ちを伝えるためのサプライズです。

生徒会の人たちの色紙と一緒に児玉さんへの色紙もつくっていたのです。
児玉さんは、いつも伴奏をしてくれて、みんなと歌うことはありませんでした。
何度もやったお誕生日会では、教室のオルガンで、ハッピーバースデイをひいてくれました。
文化祭の劇の最後の歌も児玉さんが伴奏をしてくれました。
劇の最後に歌を歌うのは、玖波中の伝統であり、三年生だけが感動を味わえる
瞬間でもあります。だから、三年生は児玉さんも一緒に歌うべき、伴奏は秦先生に頼むか、CDでもいいと考えました。でも、児玉さんは、いろいろ考えて自分がピアノをひくと言ってくれました。そんな児玉さんにありがとうと3Aのみんなは伝えたかったのだと思います。

児玉さん、今まで素敵な伴奏をありがとう。
「児玉さんのピアノがあったから、思いっきり歌えました。」
というメッセージが色紙の中にありました。
できれば、もう一度、児玉さんの伴奏で歌う三年生の歌が聞きたいなあと思います。