昨日、「少年H」が映画化された話を紹介しましたが、
今年の夏の人気映画といえば、やはり宮崎駿監督の「風立ちぬ」でしょうか。
見に行った人もたくさんいるかもしれませんね。
この映画の主題歌の「ひこうき雲」はユーミンこと松任谷由実さんの歌です。(正確に言えば、結婚する前の歌なので荒井由実)
長年のユーミンファンの私は、テレビのCMでこの曲が流れ始めてから、車で毎日一回は聞くようになりました。CMではさわやかな印象を与えるこの曲ですが、
実はユーミンのとても悲しいエピソードが込められているのです。
ユーミンの小学校の同級生の男の子に重い病気をわずらった子がいたそうです。
そして、16歳という若さで彼はこの世を去ってしまいます。
後でユーミンは葬儀で見た遺影の写真がとてもインパクトがあったと語っています。
その後できたのがこの「ひこうき雲」なのだそうです。
「ひこうき雲」の歌詞の一部を引用してみます。
「高いあの窓で あの子は死ぬ前も
空を見ていたの 今はわからない
ほかの人には わからない
あまりにも 若すぎたと
ただ思うだけ けれどしあわせ
空に 憧れて 空を かけてゆく
あの子の命は ひこうき雲」
映画「風立ちぬ」のキャッチフレーズは「生きねば。」だそうです。
この映画にぴったりの「ひこうき雲」。
よかったら聞いてみてください。