玖波中ドリームプロジェクト!「夢をもつ」とは…?

 今朝の朝会は,3年生が卒業して初めての朝会となりました。1,2年生だけとなった体育館は,少し寂しさも感じましたが,あと一か月もすれば,新入生も加わり,きっとにぎやかになることと楽しみにしています。

 

 さて,今朝は先生方による「夢スピーチ」ということで,新畑先生と松岡先生のお話がありました。

 新畑先生は,「叶えることができた夢」についてお話されました。先生自身が中学時代に寄り添ってもらった保健室の先生に憧れ,養護教諭になったというお話は,とてもステキでした。養護教諭の免許がとれる大学への進学や採用試験での家族からの言葉かけも,人生の選択において大切なことばかりでした。

新畑先生からは,今は夢がなくても,夢を見つけるためには,いろんなことに挑戦し,自分の得意分野を見つけることで,それがいつしか「好き」「やりがい」につながる職業になる。まずは,大きなことにとらわれず,自分の身の回りにある小さなことからやってみることが,夢をもつ最初の一歩だとお話しいただきました。

 松岡先生は,「厨房の哲学者」脇屋 友詞さんの本を紹介して頂きながら,夢について話してくださいました。脇屋さんは,中国料理のシェフで,中学卒業後すぐ,15歳から料理の道に入られたそうです。多くの友達が高校に進学する中で料理の道に入り,最初は大きくて重たい中華鍋を何枚もひたすら洗うことが自分の仕事だったそうです。つらい仕事環境,内容に,同期の仲間が次々と辞めていく中,何度も挫けそうになりながらも,続けることを選び,中国料理の面白さや奥深さに気付いたという約50年間の人生について語られた内容でした。「重要なのは何かを選ぶこと,選ばなけらば人生は始まらない」とのメッセージには,奥深い意味を感じました。松岡先生自身も教育実習中に中学生と出会い,関わり,「中学校の教師になろう!」と思ったそうです。

 

 お二人の先生の話を聞きながら,今は夢がなくても「何かにがむしゃらに打ち込んでいれば,見えてくる夢がある」という言葉どおり,中学生の今の自分に何ができるか,今やっていることを一生懸命やってみよう!など,改めて「夢をもつ」ことがこれからの自分のエネルギーになることが分かりました。

 あとわずかで,3学期が終了し,新しい学年になります。ぜひとも,自分をみつめ,次なる目標,夢に向かってスタートしてほしいなを思いました。