新たな「チーム玖波中」

 さて、今月最後の日曜日のダイアリーは金曜日の校内研修の研究協議のことについて書かせてもらいます。
 校内研修では授業を参観し、その後、グループに分かれてその授業のよかった点や改善点を出し合い、自分は明日の授業をどのようにしていくかを考えます。
 金曜日も2Aの授業を見てもらって、その後、協議が行われました。
 私ごとですが、金曜日の授業で2Aの生徒に頑張ってほしいなと思っていたことは
「話し合い」でした。話し合いというと、班で誰かが意見を言い、それを班の意見として発表するという感じになりがちです。2Aでは今、生徒総会の話し合いが充実したものになるよう学級委員を中心に頑張っています。どうしてそう考えるのか、どう改善していったらよいと思うのかを意見を出し合い、玖波中をよりよいものにしていくために一人一人が考えそれをクラスの意見としてまとめるのは時間がかかり、とても大変です。でも、わたしはそれが2年生らしい話し合いだと思って、2Aの生徒にもそれを要求しています。
ですから、金曜日の授業の話し合いでも、ただ意見を述べ合うだけでなく、それぞれが出した意見をさらに深めていけるような話し合いをしてほしいと思っていました。実際は時間が足らず、もっともっと班での話し合いの時間があればよかったなと思いました。
 ですが、私が嬉しかったのは、授業を参観し、研究協議で指導助言をしてくださった県立教育センターの池田指導主事の言葉でした。池田至道主事は先生たちが研究協議をしている姿を見られ、「先生たちのこういう姿が今日の授業のような子どもの姿をつくるのです。」とおっしゃってくださいました。

 今年度が始まって約二ヶ月、新しく来られた先生方は玖波中のことが十分にわからない中、生徒のために一生懸命頑張ってくださっているし、今まで玖波中にいた先生たちも去年以上に頑張っておられそれがいっしょになって新たな「チーム玖波中」となって機動していることが実感できました。一人一人がどれだけ力を持っていたとしても、それが別々の方向を向いているより、一人の力は少しでも、その少しずつの力を結集したら集団のためになる、玖波中はそんな学校、教職員、生徒でありたいです。「教員のチームワークは子どもを育てる」と心に留めて頑張っていこうと思います。