大震災から1年

 昨日は,東日本大震災の1周年でした。津波が押し寄せた光景は,何度も何度も映像で見ましたが,1年前の出来事とは思えず心が痛みます。
 本校を巣立った卒業生は,当たり前のように保護者や地域の皆様に見送られて巣立っていきました。この当たり前の幸せをしっかり噛み締め,自分にできることを精一杯努めてくれることを願わずには居られません。
先ほどテレビで,両親と姉を亡くした小学校2年生の女の子が,本校の卒業式で歌った「大切なもの」を歌っていました。一度は息子を追いかけていきたいと思ったおばあさんを元気にさせている様子に,改めて命の重みと絆を強く感じました。
 あなたにとって「大切なもの」は何ですか?
 今,当たり前にある内に,「いつ,失うかもしれない」と思い,大切にしてほしいと思いました。もちろんそれは,私自身にも言い聞かせています。