お世話になりました

三月も残すところあと1日となりました。
もう少しで新年度がスタートし、生徒のみなさんはやる気が湧いていることと思います。

この度の人事異動で9年間お世話になった玖波中学校を去ることになりました。
9年間というととてつもなく長い時間のようですが、あっという間だったようにも思えます。
しかし、この9年間の間に、たくさんの先生や生徒のみなさんと出会い、また、地域や保護者の皆様ともつながりができたことを心よりありがたく思っています。色々なことに取り組んできましたが、どれも一人ではできないことで、たくさんの方々に支えられて、今の自分があります。

玖波中での思い出をひもとけば、何から開いていいのかというぐらい多くの思い出があります。
どれも、教師として、人として自分を成長させてくれたものだと思っています。
力が及ばなかったこともありますが、そんな中で自分が頑張ったなと自負しているのは、この「玖波中ダイアリー」の更新です。
3年前、教務主任であり、学校を牽引してくださった本田先生が転勤されることになり、その後任を任されました。本田先生はこの玖波中ダイアリーを毎日輪番制で更新することを提案され、土日、祝日はご自身が更新されておられました。それが軌道に乗り、このダイアリーは毎日更新されていました。本田先生のやってこられたことを同じようにできる自信はありませんでしたが、このダイアリーだけは途切れないようにしようと思い、生徒の皆さんの様子を伝えようと、ことあるごとにカメラのシャッターを押していたものです。保護者の方から「玖波中ダイアリー毎日見ています」「楽しみにしています」という声を何度もいただき、それが原動力となって今日に至っています。
しかし、これもやはり、自分一人ではできなかったことで、先生方の協力があってできたもので、私が頑張ったと言うのはおこがましい気がします。
毎日更新と口で言うのは簡単ですが、誰かが一日でも更新しなければそれは途切れてしまいます。もちろん、「今日は無理」という日もあったはずですが、そんな時は、誰かが「自分がやりましょう」と言って更新してくれました。このダイアリーの更新は、たくさんの生徒のみなさんや先生方との思い出の積み重ねです。

名残はつきませんが、本日の「玖波中ダイアリー」の更新が、私の玖波中の教職員としての最後のつとめとなります。
この場を借りて、長年、ご支援、ご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
これからの生徒の皆さんの益々のご活躍と、玖波中学校の発展をお祈りし、お礼の言葉といたします。     
平成28年 3月30日  山本綾