部活がんばり週間

明日は歯科検診です。
給食後に歯磨きをして検診を受けます。歯ブラシを忘れないように持ってきてください。
そこで,今日は歯についてのお話を・・・・

「元福岡ソフトバンクホークス監督の王貞治は選手時代、ホームランを打つとき、激しく歯を食いしばったので歯が悪くなったという話は、あまりにも有名です。
以前、あるノンプロ野球チームの歯科健診を行った際,エースの投手と四番打者だけは、歯を診ただけで言い当てることができたそうです。
驚くほどまでに完璧な歯をしていたからであす。
少なくとも、プロ選手としての必要条件が歯にはありそうです。

そういえば、リメハンメル冬季オリンピックの選手村でのこと。
選手用の診療所には、内科をはじめ、外科・整形外科・歯科などがありますが、
診察に来た患者さんのうち約半分が歯科を受診しました。
そのため長野オリンピックでは、歯科医は他の科の倍にするよう国際オリンピック医事委員会から指示があったそうです。
歯の痛みばかりでなく、競技中は歯に強い力がかかるため、詰め物も外れやすいのです。
短距離走カール・ルイス選手も、ソウルオリンピックの時、歯の矯正装置を装着して出場していた。100メートル走で10秒の壁を破るために、矯正していたのです。
イチロー選手は、スポーツマンらしいすがすがしい笑顔のおかげで、1994年度に、ザ ベスト スマイル オブ ザ イヤー賞を受賞しています。
その時のインタビューでイチロー選手は、お風呂に入る回数と同じであり、朝1度、練習後のシャワーで1度、寮に帰って1度、夕食後1度、晩の練習後1度、歯を磨くと述べています。1日に5回も歯を磨いていたのです。
イチロー選手が、アメリカ大リーグで成功した背景には、一流のプレーヤになるために考えられることは何でも実践していることにあるでしょう。

さて、歯と運動は、プロスポーツに限ったことではなく,一般人にも言えることです。
中学生を対象に運動能力テスト・体力テストと歯の関係について調べると, ほとんどの歯の良い中学生は、ほとんどのスポーツテストにおいて優っていることが証明されました。
歯の良い中学生は、悪い者に比べ、握力は3キロ・背筋力では13キロも優れているというデータがあります。
歯を食いしばることで力を発揮できることがわかります。
さらに、ハンドボール投げでは2メートル、走り幅跳びでは30センチメートル、50メートル走においても0.3秒早く走っていました。
歯と運動は、切っても切れない関係であることがわかります。」

ということで,大切な歯です。明日は,しっかり診てもらいましょう。